昨日のハイエンドの商品群へ繋ごうとしたが、ケーブルがぎりぎりの長さで調整している
ので、結局つなげられず、
その横にサブとして鳴らしているパラゴンに繋いでみた。
これもプレーヤーがEMT930Dstなので、フォノイコライザーがその付属のものしか
使えなかったので、どうしてもクオリティ的には落ちるがしかたがないが
その状態で試した。
CDに関しては、これはヨルマ・プライムを総ての系統で結線できたので、
まずまずの状態で視聴できた。
しかしながら、殆どはアナログで聴くことになった。
まずは結果から、メインシステムを圧倒する音が流れてきた。
375ドライバーが気持ちよく振動しているという表現が良いのだと思う。
当日は一部上場のオーディオメーカーの社長も参加されていたり、他に2名(一人はプロ、もう一人はレコード収集家としておそらく日本一の方で、オーディオも極めている方(とても有名人とか))
これほど鳴っているパラゴンは少ないと言わしめるくらいの引きこみ方だった。
細かく言えば、先ほどのフォノがプアーなので、チェロの帯域の解像度など、情報量不足は
否めないが、聴かせどころは押さえていたので、
そのレコード収集家の持ち込んだ10枚程度(1000万円弱もするらしい(汗))を次から次へと
かけて、気がつけば夜中の一時になっていた。
6時から聴き始めたので、かなりの長時間になったが、そのレコードの過去の素晴らしい演奏にタイムスリップした感覚を覚えるくらい非常に楽しめた。
ハイエンドのオーナーも?億円もつぎ込んだシステムがこのような見た目も悪い?アンプに
見事にやられたことに驚きと、以前我が家に聴きにこられていたので、予測はついていたらしい
が、素晴らしさを分かって頂けた。
ハルクロ、ビオラ、ジェフなどももちろん素晴らしいアンプだと思うが、
これだけハイエンドになると鳴らしにくくなるのだと思う。
また、これらの世界の最高峰とも充分に伍していけることを再確認できた。
参加された社長はメカにも非常に詳しいかたで、見た目は悪いが、中にある部品を
みれば、それらと勝負できる部品ばかりで当然の結果だし、
一般製品の制約をとっているので、上回っているとも言っていた。
でもこのような素晴らしい製品を眠らせておくのは誠にもったいないな、とのご意見だった。
それだけの言葉を発してもらうだけでも、満足する一日だった。