日本人にはとても違和感のある、刺激的な表題の本だ。
あまり、このようなドライな雰囲気のする本は読みたくなかったが、
金融と環境との融合がカギになっている昨今であるのと、一神教的な考えも
一応インプットしておこうということで、買いました。
読み進めていくと、この著者は正真正銘の日本人の心をもった方でした。
失礼しました。
欧米の環境に対する考えを理解した上で、日本人としての思考・哲学ということを
とても認識して書かれています。
このままでは、やはり欧米企業に環境も食い物にされるな、と感じてしまいます。
それが環境を良くする方向にあるから、良いではないか、という論理で、環境対策が
加速度的に進んでいくんだと思います。
その、実際の実行部隊は日本という枠組みでしょうか。
つまり、コンセプトやフレームワークは欧米がやって、実行するのは日本、
粛々と努力する企業が浮かんできます。
今までと同じように、
おそらく利益を少しもらうことになるでしょうが、欧米企業(人)が根こそぎ持っていきそうな
感じがします。おこぼれを頂戴するタイプですよね。
やはりまた、狩猟民族にやられるのでしょうかねえ~。