プリアンプに私はテレフンケンのダイヤマーク入りのECC83という真空管を使っています。
先日実験で写真の真空管を試すことができました。
かなり高価なものだそうです。
とても音が良いという噂でしたので、楽しみでした。
電源をオンにしてその真空管を手の爪でコンコンと叩いてみてもスピーカーからあまり音が出ません。
私の使っているテレフンケンはスピーカーからコンコンと増幅して音がします。
さすがに高信頼管という気がしました。
それで音ですが・・・。
期待は裏切られました。
私の期待は、彫が深くて、そっけない音に聴こえる、というものでした。
そっけない、というのは低域から高域までフラットな感じで、自然な色づけのない
ということです。
私のテレフンケンは色々なメーカーの真空管がある中で、彫が深くて、そっけない、
一番手なのです。
それを上回ってくれていれば、欲しいっ、ということになるのでしょうが、
高域が少しピーキーで、彫もそれほど深くありませんでした。
この高域がピーキーということで、好きな方はいらっしゃるでしょうが、
それは鳴らし方の問題でしょうが、彫の深さがあまりないというのは、
ちょっと使うのは辛いものです。
私は他にも高信頼管は持っていますが、彫のに深さはやはり浅い気がしています。
そんなことより、高寿命なことのほうが大事な要素として作られたものかもしれません。
でも良い機会に恵まれました。