LINN LP12&EKOS(アーム)&ARKIVⅡ(カートリッジ)&LINGO(電源)

 LINNのLP12を使い続けて26年になるでしょうか。Valhalla Power Supplyが出て少ししてから買った記憶があります。

 それがあの元の形のないスケルトンのプレーヤーです。
 
 調整や改造はかなりしていますので、お気に入りのプレーヤーです。
 基本設計の本当にできたプレーヤーだと思っています。

  ですが、独りよがりにならないように、ちょっと比較視聴してみました。

 2000年当時で最高のLP12のシステムだったのではないでしょうか。

  エコス(EKOS)のアームは友人宅で聴かせてもらってとても良いアームだなと思っていました。
 今はSEになっていますが、その方もSEも持っていますが、お気に入りはチタン製のSEではなく、
 マグネシウムのオリジナルのほうです。
  確かに聴き比べさせてもらったら、SEのほうが金属的な音が乗っている感じがします。
 良さも当然ありますが、素直なオリジナルのほうが私の好みのような気がします。
  長時間聴いていませんので、確かなことは言えませんが…。

 とにかくじっくりと聴いてみました。
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別電源のLIGOと合わせてシステムとしてどのような音を聴かせてくれるのか楽しみです
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こちらが長年の付き合いの私の分身のようなLP12です。とても気に入っています。調整はとても苦労しますが、完璧にそれができれはなかなかこれに勝るものを探すのはちょっと…
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アーカイブⅡです。オリジナルがどのような音を出していたかはわからないのですが、このカートリッジも私の愛用のライラのTITANと同様に作り手は同じだと聞いています。いわゆるOEMということでしょうか。
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 結果は音楽を楽しく聴かせてくれます。
 高域も低域も甘さはありますが、中域が膨らんでとても気持ちが良いものです。
 調整もよくされていてさすがなものです。

  これはこれで一つの世界のような気がします。

 最後に元のスケルトンに戻しましたが、比較視聴するものではない、という感じがします。

 比較してしまうと、どうしても如何ともしがたい差があります。それは仕方のないことです。
 私が情熱を注いで調整、および師匠に特別に電源を作ってもらったりしていますし、アームやカートリッジの違いもありますので、このくらいの差はあって当たり前かもしれません。

 LINNの歴史そのものというか、改善改良をして日々進歩させている日本企業のようなLINN Productsですから。
 これにシャーシをキールにすると各帯域がすべて音の締りが出てくることでしょう。
 
 それから圧倒的な差はLIGOと特製の電源の差なのかもしれません。
 静けさが圧倒的に違います。
 
  これはどうにかしないといけないでしょう。
 それが今回のRADICAL DC MOTORとコントロールユニットなのでしょう。

 さすがに改善してきているな、と感じます。

 比較視聴はさておき、調整されたLINN LP12は定位がビシッと決まって気持ちよく音楽が聴けます。
 
  今回もそれが確認できてとても良かったと思います。