電力不足のハイエンド・オーディオとは?

 大震災以来、節電もあり難しい対応になってきています。

 世の中のハイエンドはハイパワー化、大型化、モノラル化(左右の音源として)の
 動きでした。

 理にかなってもいたと思います。
 
 しかしながら大容量の電力を必要とします。
 最近のフラットパネルの液晶テレビしかりです。

 文明の進歩の成せる技だと思います。
 それが今回の震災で大きく考えさせられることとなったことは間違いありません。

 電気はお金さえ払えば、間違いなく手に入るものと思っていました。

 以前私は、インドの村にホームステイしたことがありました。
 殆ど電気つかいません。ガスもありません。

 その家は、まだ裕福でしたので、電気製品としてはテレビがありました。
 もちろん冷蔵庫はありません。 しかし、24時間の内で2時間程度電気はきていました。
  殆ど夜は真っ暗な中で過ごします。
 3日間ほどは「帰りたい」という思いが強かったのですが、その後はその生活になれ、
 少しずつコミュニケーションもとれるようになり、社会の営みがどのようになって
 いるのかも見えてきて、すごしやすくなったことを思い出しました。

 我々は文明化し過ぎたのでしょうか。
 それでは22世紀の子孫はどのような暮らしをしているのでしょうか。

  それも我々がバトンタッチしていかねばなりません。
 ある意味欲望の赴くままに生きてきたのかもしれません。

 その警鐘のような気がしています。

  そんな中で、電気なしでは聴けないオーディオを趣味とするものにとってはとても
 考えさせられることになりました。

 これから少しずつ、またオーディオのことを書いていきたいと思いますが、

 これからの時代の中でのこの趣味の在り方を考えつつ書いていきたいと思います。