[二年前のコメント]
一年前と比べるとやはり、歴史を感じます。
着実に階段は上っていると思います。
来年は、一番最初に導入は、全く新しい回路のモノラル・パワーアンプを導入することです。
これは、近々上梓する予定のもので、ステレオ・サウンドのトップクラスと渡り合える(今のパワーアンプも十分に出来ていると思っていますが・・・)ものにするつもりです。
[一年前のコメント]
このようなことを書いていたんですね。
まさしく上記のことが達成されつつあります。
クオリティに関しては、ステレオサウンド誌に掲載されているハイエンドのモデルとも渡り合える
どころか、もうかなり上を…というところまできました。
それはやはり大量生産のものとは時間のかけ方が違うものだと思います。時間をいくらかけても
良いものができるとは限りませんが、超えている理由は哲学的な深さ(日本的深度)の差だと考えて
います。
よくぞここまで、というくらいのものが出来上がりました。
これを近々ブランド化して出したいと考えています。
ただ、あまり多くの方に販売するつもりはなく、世界の方々のなかで認めてくれる方に、
自宅までお伺いして、そこで最適化をはかっていきたいと思っています。
何回も行き来し、対話を重ねていきたいと思います。
…ということを昨年も書いていましたか。。。。
やはり着実に一歩一歩登っていっていると思います。
ブランド化(ロゴも出来ました。)も出来ましたが、まだ上市していません。
一部使ってくれている方はいますが、デザインで検討中です。
昨年はやはりDIATONE 2S-3003のスピーカーを導入したことでしょうか。
内部配線とネットワークを完全に換えることで、このユニットの良さが出ていると思います。
見事にベールがはがれていると思います。
ただ、まだ師匠が気合をいれたネットワークではないのでまだ完全ではないのですが、
改めてネットワークの重要性を認識させられました。
というようなことを昨年は書いていました。
毎年感じたことを書いておくことは大事なことです。
パワーアンプも完成し、販売もしていきたいと思います。
大量生産ではなく一台一台厳選したパーツによるの空中配線のノーハウの塊のアンプです。
ステレオサウンドのトップクラスと渡り合えると書きましたが、もうそれを書く必要もなく
なったと思っています。
もうそんな基盤を使った量産品とは比べても鮮度、質感ともに差がついたと感じるこの頃
です。
憧れでとても購入できないような夢の製品が、比較してもその製品群が見劣りしているのが
情けなく感じます。
頑張って欲しい思うのでずが、量産化と儲けを考えると難しいのだと思います。
数百万円の製品でも、あれだけの基盤の多さやその部品(コンデンサーや抵抗等)の貧弱なものを使って、
そこを信号が通らざるを得ないのですから、鮮度は落ちます。これはいたしかたが無いことです。
これだけ欧米が経済的に疲弊している現状をみると、開発はあまり出来る状況ではないのでしょうが、我々が発奮できるものを造ってもらいたいと思います。
デジタル化等の使い勝手の要求があるのでしょうが、欲しいのは第一は音の良さであり、デザイン等
を含めての持つ喜びだと思います。
もちろんEMUJUはまだまだブランド力はありませんので、持つ喜びはトータルでは見劣りします。
その音もドンシャリではありませんので、瞬間的な耳の心地よさを追い求めていません。
コンセプトの違いなどということではなく、趣味の領域ですので、蓼食う虫も好き好きと
という言葉どおり人それぞれの感じ方ではありますが、人間の底にある本質部分にまで
訴えかければ、世界の誰にでも共感が得られると信じる、という感覚まで追い込めてきたと
感じています。
そのような西田幾多郎の「純粋経験」の領域まできたと感じています。
しかし、その意味は、止まらず思考停止するのではなく、まだまだこれからも「音の場」
の創造という思いは変りはありません。
この趣味は面白いな、とも感じています。それはプロは飯を食っていくためには必死であるかも
しれませんが、趣味を突き詰めるとそのプロの仕事以上に365日24時間常に考えている趣味人の
我々のほうが上手という自負も感じます。プロと話をしていても甘いなと感じるところも感じます。
そこには、遊びがないと思うのです。哲学や歴史、宗教などを想い、海外を回ったり日本を歩いたり
しているかどうかもとても大事な開発のための要素であると感じるのです。
引き続き趣味の探求を続けたいと思います。