CD専用アンプ またまた利得を下げるためにドック入りから帰還

 一般のパワーアンプの利得水準からすると1/3~1/4程度でしょうか。

 以前もかなり小さかったのですが、そこから2.5dB程度下げてもらいました。

 師匠も簡単に下げられる見込みでしたが、発振が起こるようで、回路を大幅に変更して
 調整してくれました。

  お陰さまでより小さな音で鳴ってくれています。

  それでも予想以上の大きさの音でした。
  しかしながら、真夜中の何も周りの喧騒がない状態で聴く専用にしましたので、
  小さい音量ながらとてもシビアなセッティングが要求されます。

  この小さな音量で奥行きや低域の沈み具合まで聴きたいという要求に
  応えてくれるものです。

   こんな小さな音量でこんなに出るんだ、と感心された方がいましたが、
  そのためにプリアンプをパスさせているのです。

   一般の方々はこれは出来ないのです。
  最高級のアッテネータを挟んでも、驚きほどその鮮度感は落ちます。

   パワーアンプについているアッテネータなど問題外かもしれません。
  超高級プリアンプでも無理です。

   オーバー500万円クラスでも無理です。

   あんなに驚くほどの多くの部品の一つ一つを信号が通るのですから、しかも500万円クラスでも
  信じられないくらいの抵抗しかついていません。一つ数千円の抵抗をつけたら良くなるのでしょうが、500万円クラスでは付けられるわけがありません。
  抵抗だけで100万円ぐらいかかってしまいますから。

  シンプルにするとそんな抵抗を奢れるのです。抵抗って驚くほど音が変わります。
  部品だけの話をしてもそういうことです。

  ですからシンプルに追い込んでいるのです。
  我が家のプリアンプは使っていませんが、とても良いものです。

   ある高級アンプメーカーの社長が中身をみて、それゃ良い音するわな、と言っていたことを
  思いだします。200万クラスでそんな部品が使えるわけがないでしょう、とも。

  本当にシンプルにして良い部品を使っています。
  ただ、パワーアンプの中は、はんだ鏝も入らないくらいのびっしりなんです。

   そんなノーハウの塊をCDPとパワーアンプだけでKEFのLS50をジョデリカのスピーカー
 スタンドを使って鳴らしています。

  ここ3日間でスピーカーの位置も確定に近づきつつあります。

   見事にステレオフォニックな心地よさを小さな音量で達成しつつあります。

   周りには全く迷惑をかけない音量で。