この2冊の雑誌はよく買う。
特に『Stereo Sound』はもう100冊以上連続して買っている。
特段読まないことも多い。
それではなぜ買うのか。
それは振り返って読むことがあると思うから買うんだと思う。
歴史的に読む書物なのかもしれない。
今現在としての存在意義はそんなに感じない。でも季刊として毎年4刊出してくれて
ずっと続いていることに大いに意義を感じている。
お金がなくてこの本さえ買うことが買えなかった時、あこがれの製品の数々
をこの本に載せて解説してくれていたのを何回も読みなおしたことを思いだす。
非常にありがたい本だった。
昔もそうだったのかもしれないが、この評論家はこの企業に買収されているな、
とか嫌な見方で読んだりしている自分をも嫌になることがある。
それはビジネスなのでいたしかたがないのであるが、でももうこの評論家は
終わっているな、と感じてしまうことが多いのが残念だ。
しかし、中にはそのような重鎮を越えていると感じさせてくれる評論家が
出てきていることに安ど感も覚える。
そのような読み方をさせてくれるこのステレオサウンドという雑誌社に感謝と
ともに、そのような重鎮を切れない悪しき伝統も存在しているのだと思う。これは
この雑誌社だけの話ではなく、どこの企業にもあることではあるが。
でもあるレベル以下のことはカットする勇気が必要だと思う記事を掲載していることも
ある。今回もあった。もっと勉強して言ってと…。
でも30年ぐらい買い続けているのだから、優良顧客ですね(笑)