クレル KRELL スピーカー LAT-2の視聴②

モノラルパワーアンプから以前のメインのプッシュプル・パワーアンプとシングルアンプにつなぎ換えて視聴しました。2時間づつ聴きました。
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こんなにも違うのか、というのが率直な印象です。Thielのスピーカーよりかなりの差異(パワーアンプ間の違い)を示してくれます。バランス的にはとても良いアンプという印象です。
心地よく音楽に入れます。あの金属の塊のスピーカーという印象が払拭されて、暖かみのあるウッド感覚の音に変身です。
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しかし、モノラルの解像度は凄まじかったんだ、というほど落ちます。真空管の違いも大きいのだと思います。もちろん回路・設計も違います。音創りの思想は同じなのですが、スピーカーの設計思想の違いが見事に反映されていることを実感します。
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シングルアンプに換えての視聴です。これも驚くほどの違いをみせてくれます。解像度が高く、バランスもまずまずです。
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このクレルのスピーカーを真剣に追い込むのでしたら、このシングルが一番という印象をもちました。
小編成のバイオリニストの息遣いまで伝わってくるリアリティです。
ただ、追い込み不足ですので、そのリアリティはあるのですが、全体観の空気感は私には不満が残りました。
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これらのレコードで視聴しました。これにライブのEAGLESのホテルカリフォルニアです。

 クレルのスピーカーユニットの秀逸さに改めて驚きです。
 それと、ティールの空間再現性と超低域の解像度というか伸びを感じました。

 やはり比較するものがないとダメなのでしょうか。どちらにも良さがありました。
 今日は一日ゆっくりこのLAT-2を聴き込みたいと思います。