日曜日に到着してから、他の3つのアンプ、特にモノラル・パワーアンプにも変えずに
鳴らし続けています。
ただ、整流管5AR4をムラードから、まずはテレフンケンにしました。
予想通り雰囲気が良くなりました。空間が拡がりフォーカスもより高まりました。
この整流管は、いつもながらその違いに驚かされます。
しかし、やはりテレフンケン独特のまったり感が残り、
このアンプでは、もう少し、シャキッとしたところが欲しい気が最初からしていました。
それが同じ状態です。
それで東芝製にしました。
これも予想通り空間性も出しますし、高域、低域ともに抜けが良くなりました。
改めて東芝製の真空管の質の高さを感じます。(少し改良を加えていますが…)
それからEL34をソ連製からテレフンケンにしました。
これも少しですが、やはり拡がりやフォーカスが上がりましたが、整流管ほどの
違いはありません。
割合ソ連製の現役の真空管は良いものです。値段の違いほどもありません。
いずれにしても、肉声を伴った小編成のものは一級の鳴りをしてくれます。
大編成もそれほど上下は欲張るのは無理(師匠いわく、あえてその辺りで留めているとのこと)ですが、とても気持ちよく鳴ってくれているのに驚きです。
ダメな場合はすぐにチェンジしてしまいますので、3日間聴いてられるというのは、
"お弁当箱"がそうとうなものだ、ということが分りました。
設計を将来に向けてチャレンジして、触ってあるとのことです。
結構このティールが鳴るのに驚いています。
もう一つのクレルのスピーカーからこの音が鳴ってくれていたら、と先ほど思ってしまいました。
それ程完成された音がしています。
・・・・しかし、この評価もモノラル・フォノイコライザー・アンプの凄さ所以だな、
と思ってしまいます。
イコライザーが全体を牛耳っている、という凄さを感じてしまいます。
今度、友人宅へ持って行ってゴールド・ムンドの最高クラスのシステムと比較視聴して
みようと思います。