スぺーンドール BCⅡを鳴らす

 長い間、5年程度でしょうか、物置きの中で寝かせていました。

 ワインなら、気温湿度の条件はありますが、ある程度の年数を寝かせると熟成させて
 飲みごろとなるのでしょうが、

 スピーカーとなると普通はウーファーのエッジの部分がボロボロになって
 張り替えてもらわないと、聴けないような感じでしょうか。

  幸い鳴らしてみると案外なるものです。

 昔欲しくて買えなかったスピーカーをおそらく10年以上前に中古で手に入れたものです。

  鳴る、ということが分ったので、

 最近KRELL(クレル)のLAT-2という小型のスピーカーを嫁入りさせたこともあり、

  やはり寂しくて、Thielとともに鳴らしてみることにしました。

  今日は一日(時折読書したりゴルフの日本オープンを観たりしながらも)、あーでもない、
 こーでもないと試行錯誤させて

  長時間聴くに堪えるものに仕上げました。

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このスピーカーの高域をピーキーにせず、いかに自然に伸ばすかがポイントの一つです。それと低域はあまり欲張らずに適度に抑えることのほうが良さそうです。
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パワーアンプはシングルもプッシュプルも出力管が東芝の6L6ですが、何回も繋ぎ換えて結局シングルで聴くことに決めました。
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プレーヤーは先日シャーシをカーボン化したLP12です。こちらもエクスクルーシブP3と聴き比べしたうえで、
LP12にしました。

 
  一番上手く鳴ってくれるのはボーカルでしょうか。

  それに小編成のクラシック。

  協奏曲やシンフォニーもまずまず聴けるところまできました。

   ただ、ジャズはあまり得意ではありません。

  先ほど低域を欲張らずに適度に抑えると書きましたが、結構低くまで伸ばせるのですが、
  どうも昔のスピーカーは箱が薄くて、それからバスレフというのも関係すると思われ、
 
  どうしてもダブついてしまいます。

   あまり低域の締りは良くないようです。

  不得手なところはありますが、

   ここまで鳴ってくれれば、まずまずというところまできました。

  CDも聴けます。

   ただしここまで追い込むには、やはりケーブルをメインシステムのところから
  少し借りてきています。

   メインのケーブルは触らずに鳴らそうと思ったのですが、どうも上手くいかず、
  結局電源ケーブルを借りました。