満足と欲望

 ThielCS5(スピーカー;これも少し改良)を中心に、スケルトンの大改造のLINN LP12、

グラハムのアーム カートリッジはライラのTITAN

それにモノラル・フォノイコライザー(師匠いわくスーパーアンプ)に改造前のモノラル・パワーアンプ
 
  ケーブルはほぼヨルマ・プライムというラインアップで、足元はこれもほぼオーディオリプラス

50x20mmの石英で固めたのがメインのシステムです。(直結のため、音量は一定です)


師匠の言う、スーパーアンプ構想は聞いていましたが、それが現実のものとなる以前では

 かなりのところまでいっていると、自負をしていました。

  ある意味、満足状態でした。

  心地よさもあるし、それ程大音量では鳴らしませんが、以前から記載のとおり、
  
  その音楽に入り込めば、

  とても迫力も出してくれるものです。

  その満足は、考えると私にとっては不満であったのかもしれません。

   と申しますのは、満足して音楽に浸っていたら良かったのでしょうが、
  満足は、私を違ったことに目を向けさせていたのかもしれません。

   つまりSPENDOLL BCⅡをなんとか鳴らしこんでやろうとしている行為です。
  おもちゃのCDやCD専用アンプを作ってもらったこともそうです。

  満足するということは良いことなのでしょうが、私の性格上それは不満だったのかもしれません。

  自己分析しているわけですが、人間は差異の優越を好む生物だと言われています。

  また、変化を嫌って現状に満足する、とも言われます。

   私は前者で変化を常に欲しがっているのかもしれません。

  ゴルフでもどうしても300ヤードは飛ばしたい、と思ってしまいます。
  フロントから回る時なんかは、ロングを除き230~250ヤードで十分です。
  そうすると1Wなんかは持つ必要がなく、3Wや5Wで良いわけです。

   もちろん最近は3Wや5Wを持って打つことが多くなりました。それは80台を意識している
  からです。

   それでも私は拘って1Wのヘッドだけを交換しました。今までは上がりすぎていると
  言われてきましたので、どうしても270Wぐらいでランは全くでず、の状況でした。

   それでヘッドを交換して先日しましたが、これが以前より飛びません。一度だけランも
  出て、かなり飛んで2オンしてロングでOKバーディとなりましたが、

  平均すると全然でした。おそらく平均すると230ヤード程度だったと思います。

   ですが、私は拘りがありますので、この正月休みは練習をして飛ばせるようになりたいと
  思います。握り方も変えました。

   今度近々回りますが恐らくというか間違いなく80台は無理です。
  それよりは飛びに、拘っていきたいと思います。


 ゴルフの話になってしまいましたが、

  真空管を使って、STEREO SOUNDの最新号に出てくるスーパー・ハイエンドに勝る
 システムを構築したいと思っています。

   それは音量ではなく、質の点でです。
  もうそれもかなりの点で上回っているということも、独善ではなく色んな方の評価や
  
  実際に比較視聴からも明らかになってきています。

  
 このように現状に満足しない私があります。

   今は、満足して聴いていますが、
  モノラルのパワーアンプをスーパー化するとおそらく
  ここは、こうだな、

  などと妄想している自分があるのです。

   そのような状態の時は、とても楽しいのです。

  このような状態が、まだまだ続くのだろうと思います。

  師匠よろしくです。