このゴールデンウィークに和歌山に帰り、師匠と長時間音楽を聴きながらオーディオ
談義をしていたことがきっかけとなって開発の成功に繋がったようです。
その談義の途中には、もうこれ以上の向上はそれほど望めないのではないか、という
ことを二人で話し合っていた矢先のことです。
それが、ウルトラスーパー化した時の変化が驚くべきものだったのですが、
その変化をも上回るというのです。
信じられないのですが、それを今日聴くことができます。
そのバージョンアップに一週間程度和歌山にパワーアンプを2台(シングルとCD専用シングル)
を送っていました。
送った当初の目的は、そのような変化の期待ではなく、6dB利得を下げてもらうことでした。
これも質を上げる目的の一つでした。ここにもノーハウがあったようですが、
そのようなものではなく、新たな回路(おそらく世界中でこのようなあえて非効率なことをした
アンプはないと師匠は言う)
に挑戦して、もちろん試行錯誤はあったようですが、そのような悪戦苦闘はあまり私には
知らせずに開発していたようです。
丸3日間、(一日12時間程度聴きこむ)でもその印象に変化ないし、元のアンプ
(ウルトラスーパーアンプ)に
戻すと質が落ちていることが間違いないとのことで連絡を頂きました。
それで利得を下げる(パワーアンプの利得レベルを25dB→19dB)こと以外にともうしましょうか、
目的が変わってしまったようなバージョンアップになって帰ってきました。
まだ聴くのはこれからですが、
それまでこの一週間、元のプッシュプルパワーアンプを使って、カートリッジを
懐かしのDENON DL-303で聴きました。
リード線は、あまりにプアーでしたので、オルトフォンの新開発の7NのCuを使ったもので
聴いていました。
後付けでリード線をつけましたので、その変化は顕著で、音に艶が出て、より尖がった
音を聴かせるとともに奥ゆき等の雰囲気という全体感も広がり
クオリティアップに寄与してくれました。
そうは言いましてもパワーアンプが今回のバージョンアップをその一つに入れると4世代前の
ものですので、どうも楽しくなかったのですが、
電源ケーブルが先週ヨーロッパから届いて、全てこれに変えましたら、その日は少し線の細い
音がしていましたが、翌日からは世界最高のケーブルと認識しているその実力を出してくれまして
このパワーアンプを含めて、すべて牛耳ってというか、包み込んだ上で、一音一音に注聴しても
私の欲求を満たしてくれるまでのレベルになりました。
それを今日はウルティメイトと言ってよいものに変えますので、
その前に書き込んでおき残しておこうと書きました。
DENONのカートリッジもさすがにレンジの広いもので予想以上に鳴ってくれました。
若干線の細さはありますが、低域の力強さなど、世の中の評価とは裏腹に素晴らしい
ものだということが分かりました。
これだとDL-305レベルになると不満の若干の線の細さも解消されるのではないか、という
期待を抱かせるものでした。
楽しい一週間のトライアルでした。
このプッシュプルも相当に物流を投入していますので、ノーハウは以前のものですが、
残しておきたい音でもあります。
ただ、この電源ケーブルを使うということが条件になってしまいますが…。
それでは今から「ウルティメイト」バージョンを聴き始める準備をしますか。