究極のようなシングル・パワーアンプ

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 申し上げていましたパワーアンプをじっくり聴いています。

 フォノイコライザーを通して、パワーアンプと直結して聴いています。

 その音量はボリュームを通しませんでの音の大きさの加減はできません。

 以前からそうでした。

 もちろんそうする価値があるからです。

  ボリュームを通した時との差はほんの少しのように感じますが、私にとりましては

 いかんともしがたい差を感じます。

  この差は一聴して分かります。

 ですから、最高級のオーディオショップで聴かせてもらいましても、それはボリュームを
 通した音だと直ぐに分かります。

  その純化作用に慣れたものにとりましたら、もう戻れないのです。

  それで外で聴かせてもらう場合は、そのようなバイアスをかけて聴かせてもらっています。

 もちろん、直結したら全てが良いということではありませんが、その鮮度は素晴らしいものが

 あります。

   これは分かる方には分かります。


  FMアコースティクスのオーバー1,000万円をつかっていらっしゃる方も何回も聴きにこられ
 ていますが、

  良く分かっていらっしゃいます。

   「一般汎用品」では出せない音ということを素直に認めています。

  ですが、素晴らしい音で鳴らされていらっしゃる方はいっぱいおられます。

   その方の音も素晴らしいものだと思っています。

   しかし、あるところを超えた音があるのだと思います。

  鮮度と書きましたが、色々複雑に絡み合っているのが音だと分かります。

  ストラディバリウスの「鳴き(泣き)」もものすごい複雑な音の重なりがあり、

  その重なりを立体的に聴け、鳴きが一つの音ではなく、いくつもあり共鳴し合って
 
  それと、奏者の心の状態が重なったような音ということが

   今回のバージョンアップされたアンプによって分かるようになりました。

   ちょっと心穏やかではいられません。

  これが最初6dBも下げましたので、ちょっと小さいと感じましたが、

   聴いていくと全くそのような小ささは感じることはありません。

  シンフォニーのppのような蚊の鳴くのも聴こえそうな静けさをも感じることが

   できるようになりました。

   その時は、カートリッジのサーフェスノイズはさすがに聴こえますが、

   そのノイズの肌理が細かいことに気がつきます。

   こんな感覚になろうとは、新たも新た、見事な認識を私に与えてくれました。

    今までで一番のバージョンアップであることは間違いありません。

  もう音がどうのこうの、鳴きがどうのこうの、というところから

   先の向こうの世界が見えたような感覚です。

   時代のワープでしょうか。

   このようなところまでの認識に到達したんだ、という感覚です。


   師匠にFMアコースティクスの2011を聴いてもらい、それを超えてもらうために
  長時間聴いたり、比較したりしましたが、

   もうそれを完全に超えたことは間違いないレベルです。

   実はそれは以前のバージョンでも確認していたのですが、

   今回はちょっと恐ろしいレベルだと思います。

   こんなチッポけなアンプから何がそうさせるのか…