本日さきほど師匠宅からCDプレーヤーが届きました。
最近忙しさもあり、師匠ともあまり密に連絡を取り合っていませんでした。
その間、なんとバージョンが2ステップ上がったCDプレーヤーが完成していました。
いや、まだバージョンアップするのでは、と思っています。
約半年に一度バージョンアップしている感じでしょうか。
一言、解像度が高く音が太い。
どうしても鋭敏な音にすると、線が細くなってボーカルの喉の奥のビブラートや喉の奥の大地から湧きあがる
ような低域が出ないのです。それが出てくれるようになりました。
それはピアノにも言えます。
クラシックコンサートに行くと、音が優しいのに鋭敏な音を感じると思うのですが、それが出てくれます。
CDではなかなかクラシックが聴きたいという気になれなかったのが、聴きたいと思うようにもなりそうです。
先日のインターナショナルオーディオショーでも、聴きたかったスピーカーから出ていた音にがっかりでした。
評論家の先生は良さをアピールしていましたが…。
スピーカーはポテンシャルはありそうです(オーバー2,000万円もしますので、雲の上の存在)が、CDプレーヤーやアンプがもう一つだったのかもしれません。
しかし、アンプも1,000万円以上でCDプレーヤーも500万円以上というものですので、かなりのものです。
しかし、線が細いのです。
プリアンプを通していますので、その細さはどうしても出てしまうのでしょうが、残念な音が殆どでした。
一つのブースだけ、いい音づくりしているな、というところはありました。
そこはそんな超高級器ではありませんでした。
しかし、鳴らし手がいいのでしょうね。
仕事帰りにちょっと立ち寄っただけでしたので、ゆっくり聴けませんでしたが、
最近はがっかりなショーです。しかし、なぜか夢を求めて行きます。
今後も行くのだと思います。
そんな音を聴いていたこともあり、今度のバージョンアップは、さすがに朗々となってくれるのに
満足です。
まだ、アナログと比べると倍音の空気感が少々不足はしていますが、いわゆる情報量は以前のバージョン
(Ver4)とは格段の差があります。
ボーカルは喉をすーっと通ってくれる感じがします。
定位があがったのだと思います。口元も小さくなりました。
それにしてもこの1986年生のCDプレーヤーの基本性能は凄いと思います。
その時のエンジニアは乾坤一擲なものを作り上げていたのですね。
素晴らしい。
設計は少々触っていますが、思想はそのままですので、さすがです。
そのメーカーも1987年生はもう基本性能は落ちます。値段は高くなっていますが。
それでも20万円はしません。
そのころの10数万円は決して安いものではあまれんが・・・。それゆえエンジニアは気合が入ったものを
作ったのだと思います。
まだお元気なら一度お話を伺いたいものです。
そんなことまで感じさせてくれるCDプレーヤーです。
素晴らしい!