2014インターナショナル・オーディオショーへ行ってきました。

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違うブースではありましたが、この上下の写真にあるスピーカーの対比が、思想の違いを見事に表していて
面白いものでした。
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土日はなかなか時間が取れないことが多く、今回秋分の日の祭日がショーの開催日に設定してくれたことで、
ゆっくりと聴いてきました。
 どのブースも結構鳴っていました。以前はある意味凸凹があり、質の差が明確でしたが、今回はその差よりも
どんな音で鳴らしたいか、我々ユーザーを引き付けたいか、というメーカーとしての思想が反映されていて、その差異がとても心地よさとして耳に届きました。
MagicoとYGはどちらも金属のガチガチの筐体ですが、出したい音は全く方向が違いました。YGはさすがにイスラエルのスピーカーだけあって、理性による理論通りの音を再現する!という主張がありあり、と出ているものでした。一方Magicoは金属くささは一切感じられず、鋭さを全面に出すのではなく、正確に出してはいるが、それよりは、ナチュラルさを追求したものでした。理性による理論に基づきながらも、人間はそれを認めながらも感性のほうに心地よさを認める、という意思が感じられるものでした。
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面白かったのが、PIEGAと思うのですが、左右の大きな存在感のあるスピーカーです。独立して6個のウーファーを別筐体に入れて、リボン型のスピーカーと合わせて鳴らしていました。大音量で鳴らしていましたので低域は被りぎみでしたが、リボン型の中高域は魅力あるものでした。
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このブースでもう一度Magicoを聴きたく向かったのですが、ATCを鳴らしていました。せっかくなので、聴かせてもらいましたが、ATCらしく大人な音、という感じで良かったです。じっくり音楽に浸ってください、という感じで聴かせてくれました。この音の鳴り方は、昔からATCの音だな、と感じさせてくれる安定感・信頼感のするものでした。
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プレーヤーはもう何台も所有していますので、まず購入することはないと思うのですが、アナログ派としては、とてもいつも新しいハイエンドのものは気になります。最近の傾向として、上下にダブルのターンテーブルがあり、上下は逆回転していました。どのような音がするか、楽しみですが、鳴らしていましたが、他者比較が難しいショーではこの製品の良しあしは分かりかねます。
でもこのような製品が我が家にあると、見惚れてしまいそうな感覚に陥ります。かっこいいですね。
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最後はいつも別棟に広いブースを構えるAXISSです。あのアンプのFMアコースティックスを取り扱う商社です。
スピーカーは超ド級という感じのウイルソンオーディオの新フラッグシップのアレキサンドリアXLFというものです。大味ではなく、とても緻密にしかもダイナミックに鳴っていました。声の乾き方やウエット感も良かったですよ。
しかし、こんなスピーカーは日本の住宅事情もあるし、お金や住宅事情が許したとしても、私のようにしょっちゅう触りながらセッティングしていく者にとっては、信じられないくらい重くて取扱いに苦しみそうです、と少しは負け惜しみでも言ってインターナショナル・オーディオショーに行ってきたことのご報告がてら、少し感じたことを書かせていただきました。
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かなり以前、SPUを使っていました。GシェルもAシェルも。Aのほうがきめ細やかだったことを思い出します。 
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今もThiel CS5のスピーカーを持っていますが、購入当時それと合わせたかったアンプがジェフローランドModel9だったのです。とても相性が良くて欲しくてたまらなかったのですが、何せ高価で手がでませんでした。今も頑張っているんですね。 
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