完成し、本日到着しました。
大改造してもらいました。
見た目通りのシングルアンプです。
球は東芝の6GB8です。
元はテレフンケンのEL156でした。
この球も色々と工夫して、ピラミッド型のどっしりとした落ち着きのある音でしたが、2年ほど前にCD専用に6GB8のシングルのパワーアンプを作ってもらい、その音に慣れれば慣れるほど、
EL156に繋いだアナログシステムを聴かなくなっていました。
聴いても大味で長く聴いていたいとは思わなくなるのでした。
それでアナログ専用のパワーアンプも、思い切って6GB8に変更しました。
トランスは別注してもらいました。
コンデンサーは今となっては手に入りづらいブラックゲートが全てに配置しています。
ほんとうに雑味のない音です。
この音から一般のアンプに換えると、化学調味料で味付けしたかのような、お吸い物に感じます。
料亭のあの自然な喉越しで膨よかな味わいです。
一聴すると物足りなさを感じますが、この空気、ホールトーンの音の反射の心地よさに至福を感じます。
昨夜はチョッと贅沢なワインを飲みましたが、舌の奥に広がり、その喉越しの柔らかさと似ているような素晴らしい音の世界です。
実はこのアンプは九州経由で到着しました。あるオーディオの趣味人宅に行っていました。
スーパーハイエンドの機器の持ち主で、東京からハイエンド・オーデォオショップの店員さんが通うくらいの方に二週間視聴してもらっていたようです。
結果は早速発注したようです。
確かに素晴らしい。
我が家のCD専用の6GB8を越えていることは間違いないでしょう。
これもバージョンアップしてもらわないと。