ブラックラベルⅡのエージングが進んできたので、その良さというか、シビアさが顕在化してきたと思う。
ボーカル、楽器等の実在感、ホールの奥行き感など、とてもよく出るようになったことと、静けさが断然変わった。
ノイズカットトランスを入れると、ノイズが増える(笑)から驚く。だから今はこのトランスも外している。
それだけシビアになったので、プレーヤーもちょっとしたセッティング調整で音がころころ変わるのが分る。
この変化が分ることが凄いと思う。
ゾーセカスのラックのセッティングを触ると、それだけで音が変わる。ラックを完全に近いかたちで水平にする。
その後、LP12を見てみると、もうサスペンションの調整をしないと少し狂っている。それだけシビアなプレーヤーを箱に入れて、皆さんどうやって調整しているのか、僕には分らない。
上手く調整すれば、数百万のプレーヤーとも肩を並べるくらいだと思う。調整しなくても価格相応になってくれるのも確かだが・・・。
調整しがいあるプレーヤーである。恐ろしく音の変化をもたらしてくれる。
もちろん、電源ケーブルも換えてある。ヒューズ? そんなもの我が家のシステムにありません。
また調整したらまたこのアームも調整し直しだ。これもちょっと触るだけで、定位が変わる。女性ボーカルもハスキーになったり、音像がぼけたりする。
全て、調整の軸は「普通の音」、つまりどこにも違和感のない強調したところがないところを探す。
頼りは、水準器と目と"耳"だけである。
** また、前回LP12を117Vで駆動させていたが、今は100Vに戻している。
力強さは117Vのほうが出るのであるが、静けさが落ちるので、今は戻している。
このノイズカットトランスのインレット系を変えたいと思っている。入り口はもう変えてあるのだが、まだ出口が標準のままなので、これが駄目なのかもしれない。
全ての装置をかなり追い込んだと思うので、その分、ちょっとしたことで変化するので驚く。
正しく、「諸刃の剣」という感じである。