野中郁次郎、紺野登『美徳の経営』NTT出版(2007)に初代資生堂社長の福原信三さんの言葉が引用されていた。
「好きということには、ほとんど理性が埋没されているが、趣味には理性がある。
- もし厳密に趣味を解釈するならば、それは・・・・・すなわち、自己を豊富にし、
強大し高貴にするために、外的世界から力を吸収する働きを意味するものでなけ
ればならない・・・・・」
確かに。私には、とてもしっくりくる言葉です。
好きということにも、趣味にも感性がつきものだが、趣味を続けるには理性が必要だし、
福原信三さんの言うように、外的世界からの働きかけをパワーにする必要がある。
そしてまた、
より、より高いアイデンティティのある感性が必要になってくる、
と思う。