中国甘粛省北西部の小さなあまり発展していなくてホッとする都市です。
かつてシルクロードの分岐点として栄えたオアシス都市にある石窟です。
鳴砂山の東の断崖に掘られた石窟です。これら石窟は4世紀から約1000年の間に造られ、
492の窟が確認されているそうです。
そこには、西のほうからインドを経て仏教が入った頃のもの、全盛期の中原風のもの、
衰退・形式化した密教の時代に至るものと、石窟の1つ1つにそれぞれ異なる時代と文化が反映され、
1OOO年余に及ぶ時の流れを感じます。
写真に撮れないのが残念でしたが、大仏が何体かあるのですが、その中で特筆ものの「横たわる大仏」
は素晴らしいものでした。
頭のほうから見ると、極めて男性的、足元から見ると非常に魅力的な女性の体形をしていています。
それほど期待していなかったのですが、これは一見の価値がある仏像です。
有料の上に、この横たわる仏像を見るのに更に有料ということで飛ばしていく方が多いようですが、
これは飛ばしてはいけません。
是非見て下さい。