アシュケナージの熱情

f:id:Naotora1008:20240623103354j:image私はオーディオを趣味とし、しかもアナログ党ですので、録音の良いソースで聴きたいのです。ベートーヴェン:ピアノソナタは32番までありますが、どれもこれも素晴らしいと思うのですが、23番はシンフォニー5番と同時期に作曲されたこともあり、重なるもので、特に良く聴いていました。

ヴラディミール・アシュケナージの23番、通称「熱情」は持っているのですが、写真のLONDON final LP series は持っていませんでした。

昨日仕事が秋葉原近くでしたので、オーディオショップには寄らずに(笑)、レコードショップに行って、良い掘り出し物はないか、探してきました。このレコードがあったのです。しかも新品でした。少々高価でしたが、これだったらと躊躇なく買いました。

早速21番と合わせて、2回聴きました。同じ録音のレコードとは思えないくらい感動しました。

今日は第一システムのLINN LP12にダイヤトーン2S-3003コンビで、こちらも2回聴きました。梅雨時ですので多少低域の音の消え方はあっさりとしていますが、チリノイズも皆無なほど完璧なレコードでした。まさしくアシュケナージの『熱情』が情熱的に伝わってくるものでした。

ちなみに、ヨルマプライムのスピーカーケーブルは外しています。友人から借りた市販されていないスピーカーケーブルを繋いでいます。私も全てのRCAケーブルはこれを使っていますので、その良さは分かっているのですが、大枚をはたいて買ったヨルマPRIMEが...ショックなところはあります。静かで、その無の空間からエネルギーが湧き上がるのはさすがです。とにかくfinal LPのアシュケナージの左手の力強さと繊細な心地良さが静かな空間から伝わってきます。