ヨルマ・デザイン プライム スピーカーケーブル 視聴

  研修中ですが、グループ討議をしてもらっていますので・・・・

  日曜日に10時間は聴きました。

 

  かなり、かなり良さそうです、というコメントは前回しましたが、セッティングしだいで良し悪し

 が、とても際立つ製品です。まさに「諸刃の剣」

 特に、私はアナログをかなり厳しく追い込んで聴くことが、私のスタイルになりますので、

 アナログでの評価になります。

 
  はっきりいってCDでは、このケーブルの良さは出ないととは申しませんが、
 ここまで、追い込んだシビアなケーブルではなく、もう少しシビアさのでない、ランクの落とした
 もののほうが、良いような気がしています。
 BOAを繋いでいた時のほうが、バランスを含めてトータルとして良かったかもしれません。
  あまり、追い込んでいませんので、無責任なことは言えませんが・・・すみません。



  スピーカーのセッティングを含め、アナログ周り、LINNのサスの調整やアームの平行、針圧
 
 の調整で見事に音が変化します。

 最初からとてもクオリティが高い音がしていた(クオリティの問題はアンプに依存しているところが

 多いと思いますが・・)のですが、きっちり聴き始めるととても粗が見えてきました。

  あまり低域が出ないという噂も聞いていましたので、そのあたりもしっかりとチェックしました。

 結論から言うと、低域は解像度が高く、超低域まで見事に再生してくれます。

 でもセッティングをちょっと触ると、その低域が軽く、しかもというか、当然超低域部分の音が

 聴こえないというように見事に変化します。

 これは、一例ですが、どの帯域でも調整さえうまくすれば、見事に密度感が高い楽音を奏でてくれ

 ます。

  しかし、そのなり方が、とても自然なために、一般的には量感が足りないと感じることがあるかも

 しれません。

 ですが、位相を含めて、左右のセパレーションの一致していることの素晴らしさゆえに、このような
 
 素直な音になるのだと思います。

 とにかく、刺激的な音を出さないという追い込むみかたをしますので、

 その点からすると、追い込めば驚くほど、柔らかいさらっとした音になります。


  しかし、完全に入り込める音になります。

 その世界に入りこめば、驚くほど量感を伴った密度ある音だと感じます。

 まさに、リアルなアクティブさを感じることができます。

 ここまで、鳴るケーブルは、というか、ここまでシビアにセッティングさせられる

 ケーブルは初めてです。

  恐ろしいケーブルです。


 これも以前も書きましたが、超がつくくらいのハイエンドなモデルです。

 これを購入するには、高価ということもありますが、よほど周りの機器や

 オーディオに対する取り組みを含めて、相当の覚悟をもってトライすることが必要だと感じました。


  今週末、メクセルやブラックラベルⅡが届く予定ですので、

 もう一度比較視聴したいのですが、2週間土日も含め休みが取れないので、16日に

 長時間聴いてみます。

  また新たな発見があると思います。

 私自身も、これだけの認識を新たにしたことはありませんので、

 もっと、私のレベル自身も上げていく必要がありそうです。

 そのような思考を私に与えてくれたケーブルでした。


   まだまだ、これからが楽しみなプライムです。