シングル・パワーアンプのバージョンアップ

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 田舎の和歌山に帰ってきています。

 庭の柿木にはまだ一杯柿がなっています。
 いつものことなんです(笑)

 それをいつも喜んでくれるのがメジロです。
 何処にこんなにいるんだろうというくらいに、柿を食べにきています。

 恐らく人間よりメジロのほうが食べている個数は多いと思います。
 
 季節の風物詩のように、それを見て暖かく感じています。
 
 ちょっとデジカメで庭に撮りに出たら、メジロが何十羽ときていたところへ、百舌鳥がやってきて

 全部メジロが逃げて行ってしまいました。
 やはり百舌鳥は大きいので迫力があり、メジロは怖いのか逃げてしまいます。

  そんな光景もデジカメで撮ろうとしないと気づかずに過ごしてしまいます。

 そんな風景の中にある空気感と音と音のあいだにある空気のにおいを出せたら良いと思っています。

 その空気は透明のようで、冬の厳しさの中に暖かい色がついているような気がします。

  シングルアンプはその空気感を出してくれるのですが、音のエッジが甘くどうしても
 私のメインであるプッシュプルばかり使ってしまいます。

  今回、バージョンアップしてもらっています。
 昨日一応それがアップして、2,3時間聴きました。

  エッジが立ち、空気感も出るようになっていて、驚くクオリティアップを実現しています。
 東京に持って帰って聴き比べないと分かりませんが、まだプッシュプルのほうが、良いのでは、
 と思っています。

  しかし、帰るころまでは、調整によってもっとアップしていると思いますので、
 聴き比べると・・・。

  師匠に言われてしまいました。このシングルあまり聴いていなかっただろう!って。
 完成して、調整した時より、落ちていると。経験かららしいのですが、
 エージングがかなり済んだ状態だったらすぐに元の常態に回復するのが早いそうですが、
 まだエージングが済んでいない状態で東京の我が家にやってきているので、調整する前の
 段階まで落ちているようでした。

  聴いていてそれを私も感じていました。

 このように良い方向に変化していっていると楽しいものです。
 
 でも師匠も私も、雰囲気が良くても聴きやすい方向での調整はしないという点では、いつも一致しています。
 基本は、音のエッジかかみそりのように鋭いことと、その芯の太さがあること。

 なだらかなエッジで芯の感じない音の太さは、全く受け入れません。
 
  だから、アナログで追い込んでいるのです。

   ・・・・・・ですが、CDPもかなりバージョンアップしてもらいましたので、帰ったら報告します。