アルテック A7を鳴らす
大変ご無沙汰しています。
ステレオはCDを中心に良く聴いています。
少しづつの改善でより音像もフォーカスされて気持ち良い鳴りっぷりをしてくれています。
年の瀬を迎え、和歌山の実家に帰ってきました。
その和歌山のオーディオルームは残念ながら倉庫になり下がっていました。
東京のような6畳の部屋とは違い大ルームですのに物置でした。
帰省した時もいい音で聴きたいと思い掃除を兼ねて鳴らそうと一念発起しました。掃除も気合いを入れて片付けつつあります。
その和歌山の実家には歴史的遺産のようなスピーカーを鎮座させています。
昔も買ったままで全然鳴らしていませんでした。
勿論鳴らしてみたのですが、とても聴くに耐えない音でした。能率は高く迫力ある音です。ボーカルのサ行が耳に突き刺さり高域は出ていてシンバルのシャリーンという音ははっきり聴こえます。
しかし抜けが悪く、ボーカルの口は河馬のようでした。
それで師匠に頼んでネットワークを作ってもらいました。
東京のダイヤトーン2S-3003のスピーカーもネットワークを作ってもらいましたが、そんな比ではなく本格的なものです。A7がもう一つ買えるくらいの気合いの入ったものです。
私が帰省するのに合わせて仕上げてもらいました。
おそらくA7を持っている、いやアルテックの音を知る方々は驚くと思います。
とても、柔らかな音です。
低域も高域も、良く抜けてくれます。
将来このスピーカーをこのような音で鳴らしてみたいという音が、いきなり鳴り出しました。
元のネットワークです。
ホーンの横にあるボックスが作ってもらったネットワークです。
さすがにアルテックのユニットやエンクロージャーは素晴らしかったのだと思いました。
それにしても、改めてネットワークの大切さをまざまざと再認識させられました。
音については、これからじっくり年末年始に聴きたいと思います。
またその印象を書きたいと思います。