ダイヤトーン モニタースピーカー 2S-3003視聴結果

 本日は出張中ですので、我が家ではなく外でこれを書いています。

 導入して2日間ほど、計15時間程度聴きました。

 相当にエネルギー感、密度感のあるスピーカーだということが分かりました。

 プッシュプルのモノラルアンプで鳴らすと、相当に気合いの入った低域がフォーカスされて

 私に迫ってきます。

  中域の充実度も大したもので、ボーカルの声の太さも素晴らしいく感じます。

 さすがに繋がりの良い2wayということを感じます。

  ただ繊細さという感じでは、少しエネルギー感のほうが勝っていて、オーディオ的快楽は

 素晴らしいのですが、私がそのスピーカーとスピーカーの間の中に完全に入っていけない

 感覚です。

  エネルギーに押されて対話するというより、聴きなさい、という圧力を感じてしまいます。

 それで、パワーアンプをシングルプッシュに替えました。

  これは、スペンドールBCⅡとの相性がよくて、ティールCS5を押しのけてメインシステムに

 格上げしようかというまでの鳴りをしてくれていたアンプです。

  幸い2S-3003は94dBもあるので、とても鳴らしやすいスピーカーで、4.5W程度ですが、

 十分な音圧で鳴ってくれます。

  結果的に言うと、こちらもこのシングルのほうが私の好みに合うようです。

  ボーカルの音の厚みなど、プッシュのほうが良いと感じるところはありますが、

  全体的には、控えめながら非常に自然で、掴めるほどリアルな対話ができるほどです。

  低域も力感は少なくなりますが、良く聴くとシンフォニーのppの小さな音であっても奥のほうで

 見事に定位してくれます。

  これは気持ちがいい。

 まだまだセッティングもこれからですし、スピーカースタンドもないので、スピーカーと

 床との間に3cmのオーディオリプラス石英を挟んでいる程度です。

  非常にこれからが楽しみになる潜在能力をしています。

  とりあえず15時間程度聴いた視聴感です。