本日は出張中ですので、我が家ではなく外でこれを書いています。
導入して2日間ほど、計15時間程度聴きました。
相当にエネルギー感、密度感のあるスピーカーだということが分かりました。
プッシュプルのモノラルアンプで鳴らすと、相当に気合いの入った低域がフォーカスされて
私に迫ってきます。
中域の充実度も大したもので、ボーカルの声の太さも素晴らしいく感じます。
さすがに繋がりの良い2wayということを感じます。
ただ繊細さという感じでは、少しエネルギー感のほうが勝っていて、オーディオ的快楽は
素晴らしいのですが、私がそのスピーカーとスピーカーの間の中に完全に入っていけない
感覚です。
エネルギーに押されて対話するというより、聴きなさい、という圧力を感じてしまいます。
それで、パワーアンプをシングルプッシュに替えました。
これは、スペンドールBCⅡとの相性がよくて、ティールCS5を押しのけてメインシステムに
格上げしようかというまでの鳴りをしてくれていたアンプです。
幸い2S-3003は94dBもあるので、とても鳴らしやすいスピーカーで、4.5W程度ですが、
十分な音圧で鳴ってくれます。
結果的に言うと、こちらもこのシングルのほうが私の好みに合うようです。
ボーカルの音の厚みなど、プッシュのほうが良いと感じるところはありますが、
全体的には、控えめながら非常に自然で、掴めるほどリアルな対話ができるほどです。
低域も力感は少なくなりますが、良く聴くとシンフォニーのppの小さな音であっても奥のほうで
見事に定位してくれます。
これは気持ちがいい。
まだまだセッティングもこれからですし、スピーカースタンドもないので、スピーカーと
床との間に3cmのオーディオリプラスの石英を挟んでいる程度です。
非常にこれからが楽しみになる潜在能力をしています。
とりあえず15時間程度聴いた視聴感です。