明けましておめでとうございます。

和歌山・東京どちらでも聴けるようになり、とても喜んでいます。

和歌山は和歌山市内とはいえ、山の中ですので土地の制約も少なく、周りにも住人が少なく、オーディオにとってとても恵まれた環境にあります。
部屋も縦8.5m、横6.0m、天井高3.6mもありますので、さすがにゆったりと鳴らせます。
部屋でゴルフのドライバーのスイングが、気兼ねなく出来ます。
ずっと物置にしていたのを、一念発起してこの年末年始に聴けるようにするぞ、と師匠にネットワークを作ってもらい大正解でした。
朗々とした、しかも歪みのない鳴りっぷり、あの河馬の口が人間の口へとフォーカスされたところなどは、東京をあっさり越えているところもあります。
またもうすぐ東京に戻りますので、和歌山のこの音を身体に染み込ませて、東京でも再度調整したいと思っています。

箱鳴りを抑えて鳴らす現代のスピーカーの音づくりの思想とは間逆な鳴らし方のALTEC  A7ですが、もうその方向は無いと思っていましたが、ネットワークを最高のものにしたことで、箱鳴りのスピーカーシステムの素晴らしさを体感することができました。
私たちはあるパラダイムに縛られていますが、トーマス・クーンが『科学革命の構造』で述べているように、その時の範型でしかないのだと思います。
もう一度ある程度原点に戻って音づくりをする必要があると感じています。
本年も宜しくお願い申し上げます。