真空管 シングル・アンプにもEL34を

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 元々Toshibaの6L6を使っていました。

 プッシュプルでEL34を試しましたが、威圧されるようで、ちょっと疲れました。
 スピーカーの位置を動かしたり、すればもう少し追い込めるとは思いますが、
 止めました。

 その代わり、少し全体的に甘めではあるが、ボーカルにはとても良いシングルにこのEL34を使うことで、良さが出るのではないか、という仮説を立ててやってみました。

 予想通りの音がします。
 
 
  ちなみに、我が家のパワーアンプはオートバイアスですので、一応大体の真空管が使えるようです。

 が、結論からすると、師匠が言っているとおり、オートバイアスであるが、6L6に合わせてある、
 とのこと。
 やはり、結局シングル、プッシュプルともに6L6の元の鞘に収まったのです。

 聴感上のオーディオ的快楽的な聴き方では、EL34というのは、流石な感じを持ちました。
 
 しかし、何事もバランスが大事だということ、それからそのレコードの演奏にのめり込めるか、という
 視点に立つと?が付きます。

  EL34が悪いのではなく、6L6で調整したアンプであることと、リスニング環境もそれに合わせたセッティングをしているということです。

 このことから、スピーカーを交換したり、市販のハイエンド・アンプ等を持ってきても、直ぐには
 なかなか鳴らないということだと思います。

 全てがハイエンドになればなるほど、その鳴らし手の耳力(経験と理論をインターフェースする脳力)
 が必要なのだと思います。