5WAYスピーカーと2WAYスピーカー

 5WAYスピーカーとはThielティールCS5のことです。
2WAYスピーカーとはダイヤトーン2S-3003のことです。

 はやりその癖は出るな、と感じました。
 先日ティールを久しぶりにモノラル・パワーアンプに接続して鳴らしました。

 プレーヤーはLINNリンLP12(RADIKALラディカル電源)でカートリッジはライラのTITANタイタンです。
 フォノイコライザーもモノラルです。

 予想以上に良く鳴ってくれたのに驚きました。
 少し線の細さはありますが、とても鮮度感があり、レンジも広く帯域内での解像度も
 予想以上でした。
 バイオリンの摺れ具合なども良く引き出してくれています。

  まだまだ現役で使えるものだと再認識しました。

 一方のダイヤトーン2S-3003は2WAYです。
 ティールと同じ帯域を持たせていますが、厳密に聴くとティールのほうが細かな音が出ている
 のでは、と感じてしまいました。

 全体の奥行きやその場の雰囲気はダイヤトーンのほうが上に感じました。

  このスピーカーをどこの帯域までどのユニットに持たせるか、ということの難しさを感じて
 います。

  もちろん、一つのスピーカーで全てのことが適えらることが望ましいのですが、
 なかなか上手くいきません。

  Lチャンネルのスーパーツィーターが鳴らなくなりましたが、あのスペンドールspendor
のフォーカス力はとても魅力があります。
  あの小さめの箱を上手く鳴らして低域もかなり伸びてくれます。
 
  おそらく一番完成度が高かったのはスペンドールかもしれません。
  なかなか全てを合一したような鳴り方はしてくれません。

  諦めずにダイヤトーンを鳴らし切りたいと、現段階の第一の目標です。