スペンドールBCⅡも長年愛聴しています。
このKEFもイギリスのスピーカーです。
そう考えるとイギリスのスピーカーが好きなのかもしれません。
イスラエル問題で「3枚舌」外交するようなお国柄には好意的にはなれませんが、
ブリティシュサウンドは受け入れてしまいます。
定位ということに拘ってきました。
最近そんな中でKEFはブレイド(Blade)という本格的なフロアタイプでありながら、
同軸ツーウェイを主体とした開発をしました。
とても興味が湧きました。
それで先日このブレイドを聴きに行ってきました。
KEFらしい自然さと同軸の良さが見事なスピーカーというのが第一印象でした。
オーディオショップの良さは、そのスピーカーに全精力をかけて調整して
聴かせるというよりは、他のスピーカーやアンプなどと比較視聴できるところ
にあると思うのです。
他の数百万円クラスと聴き比べしましたが、はやり自然さとフォーカスの良さは
際立っていました。
バッフルの必要悪を排除するというコンセプトでしょうか。
とてもユニークな形状をしていますし、ユニットの良さを見事に出しているように
感じました。
しかしこの金額はとても手が出ないし、もうあまり大型は欲しくないと思っていました。
そんな時に50周年としてLS50を開発したと聴いていましたので、店には無かったのですが、
ブレイドの良さから聴かずに予約しました。
値段がリーズナブルなことから予約が多いらしく一月以上待ちましたが、
ポーランドに行っている時に電話があり、入荷しましたと。
このスピーカーとバッフルの必要悪を消してくれるジョデリカのスピーカースタンドの
組み合わせで、コストパフォーマンス的に数倍から10倍以上の価値が出るのでは、
という期待でした。
予想は的中しました。
まだまだ置き場所は変えないといけませんが、その潜在性は素晴らしいものがあります。
このサイズですので、自ずと限界はありますが、それでも6畳程度の広さの部屋には十分な
低域の沈み感も感じさせてくれるものです。
これを今後4畳程度の寝室に置こうと考えています。
またその時にご報告をしたいと思います。