鳴らし始めて2,3日ですが、相当に良く鳴ってくれてます。
このプレーヤーとの出会いは、『STEREO SOUND』でオーディオ評論家の菅野沖彦(故人)がオーディオファイル訪問記で和歌山に来られた時に、その方が使われていた(1980年代後期)のがこのDP-100MとトーレンスのPRESTIGEでした。その時の印象が良くて今に至っていましたので、一度チューニングして使いたいと思っていました。30数年ぶりの願いがかなったのです。
一方、DDモーターの限界も感じていましたので、LINNLP12のバルハラ電源タイプを40年程使い続けています。
もとのバルハラ電源はシンプルで良いものでしたが、
その後試行錯誤して回路は生かしつつ、コンデンサーは全てBLACKGATEに変更、抵抗もビシェイ等、ケーブルも交換し、アーム等の土台も蜂の巣カーボンに変更、ARMは鳴らしにくいですが、グラハムに変更して今に至っています。木枠は外しています。
カートリッジはバンデンハル コリブリのStradivariusです。この針は相当なものです。この間もオランダに送りメンテナンスをしてもらいました。
DDの限界は感じつつ、ExclusiveP3をチューニングすることで、ここまで鳴るのかと思い、余計DP-100Mを鳴らしてみたいとの思いが強くなったのです。
チューニングには3-4ヶ月かかりましたが、良いものに仕上がって、やっと東京の第二システムに座っています。
P3の時に感じていた超低域のモヤモヤは解消しましたが、逆にオーディオマシーナのCRMのスピーカーの限界も感じ始めています。ミニスピーカーですので、致し方ありませんが。
また、今まで余り聴いていなかった、スーパーアナログシリーズのレコードが、奏者の思いのこもった演奏に驚いています。
フォノケーブルとして使い始めたヨルマprimeもまだ目覚めたところですので、あと一月すれば、少々クセのあるケーブルですが、唄いだしてくれると思います。
ここまでこだわったアナログプレーヤーは日本製としては今後出ないとの思いもあります。AIR FORTH ZEROの凄さは圧倒的だと思いますが、ONEには充分に対抗出来るところまでのチューニングをしましたし、今後の調整で超える可能性も感じています。
まずはLINN LP12に追いつきたいと考えています。
まだハードルは高いですが。