昨日は9時過ぎに到着後、本も読まずに(あえて)10時間以上聴きました。
もちろん色々と試したのは言うまでもありません。
結果は凄いCDプレーヤーになってきました。
師匠はこれ以上はもう無理、と毎回言いながら(笑)Ver7まできました。
こんな28年選手をここまでよくも作りこんだものです。ただ見かけはそのままですが。
中身は全くの別物になっています。
とてもふくよかでありながら、左右の広がり、奥行きとも見事というところまできています。
ただここまで追い込むと、アナログでもそうなのですが、これを一般の機器と合わせると厳しすぎる
音になるかもしれません。
一般品は心地よさのために低域を膨らませたり、などメーカー毎に音づくりをしています。
こちらはもちろんその音づくりは意識しながらも、硬い音ではなく、厳しい音に仕上げることに追い込んで
行ってます。
今回も2時間程度聴いて「良いんだけど、中高域が這い上がっているな」と感じてきました。
とても厳しい音です。
それで
電源コンセントからノイズカットトランスまでのところを交換しました。
ノイズカットトランスはCDプレーヤーとパワーアンプは別々に設置しています。
容量的にはもちろん共有できますが、これではノイズカットという目的のためには良くないことが
以前に分かっていますので、別々にしています。
結局どちらも電源コンセントからノイズカットトランスまではNBSのブラックラベルオリジナルです。
そこからはいずれもヨルマデザインのヨルマプライムのACケーブルです。
結局のところわが書斎のシステムはこのような結果に落ち着きそうです。
スピーカー:ダイヤトーンの2S-3003を鳴らしていますが、ネットワークは交換して鳴らしこんでやっとここまでなるようになりました。やはり頑張って愛情をかけて鳴らしこんでも3年以上はかけないと、なかなかここまで到達できないのだと実感しているところです。ネットワーク交換は必須です。
音と音の重なりが歪で潰れているのはCDでは分かっていたことですが、それを鳴らすのは無理だろうと思っていましたが、その幾重にも重なった音と音の間に空気を吹き込むことが出来たように感じています。
まだ、アナログまでは到達(アナログも最終到達地点にはまだまだだと思っていますが・・・)していませんが、
細かな調整に入る段階まで来たことは確かです。
書いてきました「厳しい音」を和らげる方向に一般に走りがちですが、その厳しさをせっかく出してくれているのですから、それを活かすほうにもっていくというのが、師匠と私の考えです。音を丸めると聴きやすくなります。
それにパワーを入れると、快感な音になります。しかし、音を聴くことになります。その音の快感のための道具に
なります。そのような追い込みをしている方はいます。それはそれで趣味ですので、良いと思います。オーディオの楽しみ方の一つです。
なるような音づくりにもっていきたいと思っています。
それが出来かけてきたということです。実は今まで、CDではほとんどクラシックを聴きませんでした。
音の重なりがつぶれていて、全体としては案外うまくなってくれていても個々の楽器が生き生きと鳴ってくれて
いないからです。つまり道具を鳴らしている人の存在があまり感じられなかったからです。
それが感じられるようになりました。その一人ひとりの存在が全体のハーモニーとなって心ひとつの作曲家の魂として伝わって欲しいのです。
それが感じられるところまできました。
ですから10時間以上もCDのみで聴いていられるのです。
CDは200枚も持っていないと言っていましたが、あれから買いました。聴きたいブルックナー6,8番やシベリウス2番、チャイコフスキー6番、ショスタコーヴィチ1,5番、ブラームス1番等々・・・・短期間に50枚以上買ってしまいました。これからもCDは増えていくと思います。今年中には500枚くらいにはなっているかもしれません。
今更ながら、CDはアナログに比べて便利ですね。
世の中はもうクラウド時代で、ずっと先を行っていますが私は趣味の世界ではゆっくりとじっくりと腰を据えて
いきたいと思っています。