自由からの逃走

イメージ 1

 エーリッヒ・フロムの名著である。

 最近、文明、文化、階層社会のことを考えているので、なぜかこの本をもう一度読んで見たくなった。

 もうかなり前に読んだ本だが、まず題名がとてもパラドックス的だったので、それに興味を示して

 読んだ記憶がある。

 難しい、という印象の中にとても納得性のある中身だったような気がする。

 ある枠内の中での縛りはとても楽な状態だが、その箍が外れて、自由になると非常に不自由さを

 感じるということであったのか?

それが今回、メキシコに行って、それに近い状態というのを感じた。
 
 フロムの書いた時と、今とではかなり文脈も違うが、メキシコなんかでは今日の情報社会でもかなりの

 「情報の非対称性」が存在し、それをみごとに利用している層があるように感じたからだ。