自然の中で、梅原猛さんの『日本人の「あの世」観』を読む

  今日から6月ですね。和歌山でちょっと用があるので、今日まで和歌山に居ます。
 天気が良くて爽やかでとても気持ちの良い季節です。
 ヨーロッパはこの6月からが農業のハーベストの活動時期に入るようです。
 さすがに日本より緯度がかなり高いので、2月は遅いのでしょうか。その感覚のづれが認識の不足
 なのだと思います。
 
 自然は、やはり世の中を動かす根源になっているのだと感じます。
 地球が出来、色々な生物の生命が誕生していったのも自然がそうさせたのです。
 無為自然が一番良いのだと感じます。
  そんなことを感じつつ、外に出て少し本を読みました。
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 車や人工物の音が殆ど聞こえないこの田舎では、とっても静かな空間と
 思われている方は多いのではないでしょうか。
 それが、案外というか驚く程、賑やかなのです。
 特に、鳥の鳴き声が、読書の邪魔をします。
 日本人脳には、右耳から入り、左脳にダイレクトに入る(西洋人や中国、韓国人は左耳からはいり、右脳に入るようですが・・・)ようで、読書の読解にとても邪魔をします。
 そういう意味(脳科学的には)では、都会の喧騒のなかのほうが、読書に向いているといえるかもしれません。
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 この鳥の名は知りませんが、とても甲高い鳴き声です。
 けっこうつきまとってくれました。
 気になって・・・やられました。
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 もう少し時期的に終わりごろのようですが、とても存在感のある花です。
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 そこに小さな蟷螂が・・・
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 最後に夜行性の我が家のトラちゃんです。

  
   日本の基層文化は縄文文化であると、強く主張する梅原猛さん。
 柳田国男さんという民俗学の大家は、基層を稲作であるその後の弥生文化においているのを
 強く否定しています。
  読み進めていますが、この方の本は、論理が明快で流れが良いので読み易いのですが、
 参考文献の識者の文脈が理解できていないと、本当の理解にはつながらないところが大いに
 ありますので、読み易く表面的には理解しやすいのですが、深く理解するには大変な方の本なのだと
 思います。
  最近、もう7,8冊は読みましたが、さすがに凄い方だと感じつつあります。