禅宗寺院 東福寺の紅葉

 春を捨て(桜の木を切った)秋を選んだことで有名な、京都五山 東福寺です。

 紅葉はもう少し(2週間程度でしょうか)先ですが、それでもとても美しく色鮮やかでした。

 大阪で仕事をして、なんとか4時の閉寺までの3時40分ということで間に合いました。

 京阪電鉄でもJRでも大阪から行けるのですが、安いし久しぶりに京橋も観てみたいということも

 あり京阪にしました。

  たった50分でしたが、満足しました。

 東福寺は京都駅のとなりの駅(奈良線)ですので、とても便利です。

 その後、5時過ぎの新幹線で帰ってきました。本当は智積院にも行きたかったのですが…

 秋の紅葉は今日を逃すと、ちょっと次に行く機会を逸しますので、東福寺になりました。

  こんなに敷地が広いとは驚きでした。

 それに本殿、三門の大きさにも圧倒されました。

 
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臥雲橋から通天橋を望む とても有名な景色です。
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通天橋からの眺めです。非常に綺麗でした。
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開山堂です。
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日本独特の枯山水の庭です。これも特徴かと思いますが、欧米の庭と違って奥行きがないことです。日本は遠近感より広がりでしょうか。これは窓文化と襖文化の違いでしょうか。窓は縦、襖は横に広がり、襖は閉めている状態が常態ではなく、開けているのが普通だと聞いたことがあります。そこに坐して観るからこのような庭になるのでしょう。それから白砂の庭は南に向けられて、太陽の反射を座敷に取り入れるという、今でいうエコライフなのですね。生活の知恵ということを感じました。
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龍吟庵です。
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国宝龍吟庵に通じる三名橋でこの橋だけが重文に指定されています。偃月橋は秀吉の正室お禰(北政所)もここを通ったということです。それが今も修復を続けながらも保ち続けているのだそうです。
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国宝、三門です。


 パンフレットに

        750年鳴り続く、深夜の送り鐘

 とあります。続けると

        毎夜11時45分ごろから18回、開山堂・常楽庵鐘楼の鐘が鳴ります。この
        深夜の鐘は、開山・聖一国師以来の習慣。国師は同じ京都五山建仁寺
        住持でもあったため、東福寺がのお勤めがすめば建仁寺へ移動。この時
        東福寺では「送り鐘」でお送りし、建仁寺では「迎え鐘」でお迎え。
        750年欠かさず続く習慣です。

  だそうです。
  とても大事な伝統だと感じました。