どうしても早く観たいと思い六本木ヒルズに行ってきました。
さすがに評判の映画だけに、sold outの表示でした。
この映画館は予約できるので助かります。
ところで、内容は3時間20分という異例の長さながら小説のようにはいかず、
断片のつなぎ合わせという感は否めませんでした。
しかし、視覚の訴えの刺激は感覚の中で一番のものであるため、人々への訴求力はものすごい
ものがありそうです。
日本航空が不快感を示しているのは最もです。
また、タイミングとしても見事なものです。
年末の賞与や役員報酬全額カットなど、やはりこの映画の影響は大きいのでは、
と思います。
幹部はその責任があるので当然のことだと思いますが、一般社員は可哀そうなものだと思います。
そうは言っても、私も7月にケニアに行ってきましたし、その映像から懐かしさがよみがえります。
ケニアはキリマンジャロを国の山と思っていませんので、その影響からか出てきませんでした。
本当は絵になる山で、アンボセリ国立公園での撮影でしたら背景に望めたのでしょうが。
マサイマラというところでの撮影だったのでしょうか。
ただ、あのように映画のようにライオンの群れにめぐり合うのは、まず無理なのではないでしょうか。
イスラム圏やアフリカに転勤することは、飛ばされる、という感覚、サンフランシスコは栄転という
のは
これからの時代でも実際はそうでしょうが、いかがなものかと思ってしまいます。
10/31に構造主義で文化人類学者のレビストロース博士が100歳で亡くなりましたが、
西欧中心主義にモノを申した方でした。
映画の中でも、出世のレールに乗っていることは、ある意味可哀そうなことだという意味のことを
言っていました。
これからの時代GDP至上主義のような指標から違う指標に変える必要があるでしょうね。
そんなこんなを感じた映画でした。