1200年前に建てられ、幾多の火事や災害にも耐えて受け継がれてきた東大寺の大仏。
そこの場で鋳造された中では世界最大で古いものだという。
もちろん日本の技術ではなく、遣唐使によってその技術や士がやってきて指導のもと建てられたの
でしょう。
仏教が伝来して250年ほどでしょうか。仏教と言ってもそのころは僧侶によって種々雑多の中で、
それがある程度整理されて、このような今で言ったら、「」という比較するものがないくらいの
ものが形となって出来上がったのでしょう。
権力であり、権威の象徴として。
この大仏は日本人なら誰でも知っているくらい有名なものです。
その一週間後
もう少し南に下って、
そのころにしたら上ってと言われる都があったとされる
飛鳥(明日香)に仕事で行ってきました。
そこに飛鳥寺があります。
そこに東大寺の大仏よりも200年も前に作られた大仏があります。
日本最古の大仏だと言われています。
もちろん東大寺のあの巨大さと比べたらかなり小さいものですが、
それでも3mの高さがあり、1400年も前の遷都1300年祭が昨年ひらかれた平城京よりも
100年も古いものです。
それが15トンもの銅像で出来ています。
そのような鋳造技術があったことにも驚きます。
その上に30kgの黄金で塗られていたということです。
今でも少しはその面影が残っています。
奈良の大仏の技術の凄さは、この200年前のこの大仏の鋳造技術が礎にあったからこそ
出来上がったのだ、と思いながら観ていました。
奈良は観光では京都に圧倒的に差をつけられていますが、
歴史的な価値からすると全く京都には引けをとらないものがあると実感させられます。
もう少し時間ができたら仕事ではなく、プライベートで行きたいものです。
でも仕事だから各お寺や神社のトップにお話を伺い、深い対話ができるのでしょうね。
有難いものです。