タイの洪水

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 本日バンコクの国際空港経由で帰国しました。

 4日前までタイにいましたので、世界的に報道されています洪水を目の当たりにしてきました。
 日本で起こったような津波や和歌山や奈良、三重の洪水とは違って、少しずつ浸食していくような 
 感じです。
 ほんの歩いて5分のところまで水は来ているのに、地元の人は土嚢や対策はしているとはいえ、
 店先で普段通りの商売をしています。

  中華街などは夜の客に備えて材料を運びこんでいたりしていました。
 しかしその後に水が排水路からあふれ出し、じわじわと水が覆っていく感じです。
 「押し寄せてくるぞ」といった感じではないのですが、地下から水が埋められていき表面に出てくると
 思った以上の速度で水かさが増してくる感じです。

 やはり恐ろしい感覚に襲われます。街が徐々に機能停止していく感じです。
 私が泊まったホテルはバンコク市街の中心地にありますが、若干高い位置にあるらしい
 のですが、もうその周辺は水で取り囲まれて動けないようです。

  土嚢は積まれていますが、生活はどうなるのでしょうか。
 日本では自然災害は急激ですが、あのように牛歩のごとく進んで機能停止に追い込んでいく
 のもあるのだと、認識を新たにしました。

  スワンナプーム国際空港は本当に大きな空港で、そこにも土嚢が積まれ始めていましたが、
 おいつくレベルではないな、と感じてしまいます。成田と羽田と関空を足したぐらいあるのでは
 ないでしょうか。

 日本企業がこの地に根付いています。今回の震災で新たにここに進出した企業も多いと聞きます。
 大震災を受けて、また洪水の震災を受けるという本当に大変なことだと思います。
 
 このタイの洪水はわかりませんが、一月は動きようがないのではないでしょうか。
 しかし向こうの経済の幹部はとても積極的で、この洪水なんかはものともしない、
 という感じでした。
 その熱気たるや凄いものがありました。
  とにかく早く水が引くことを祈るしかありません。