そんな中でも、日本の市としてトップクラスの気温の低さに位置する岩手県の山の中にある
遠野市に行ってきました。
今回の震災で沿岸地域が壊滅的な被災をされましたが、その時の後方支援地域として
絶大な力を発揮した場所です。
全く通信が止まったなかで、この地域の人が震災直後に沿岸地域に飛んでいって
壊滅していることを確かめて、市に戻りとにかくおにぎりを作らねば、ということで、
15万個を作ってすぐに届けたそうです。
ほんの一例ですが、今もまだ後方支援しているようです。自衛隊の後方支援基地にもなった
ところです。
盆地の中にあり、今回は雪の中でした。
遠野市は佐々木喜善と柳田国男の出会いによって生まれた『遠野物語』で有名です。
119の民話によって構成されたほのぼのとしたしかし史実でもある物語です。
たった100年前の物語が、今の我々には旧仮名づかいになっていて読みにくいと感じます。
でも分かりやすい書籍や漫画が出ていますので、それで理解して、元の本にトライしてみる
のもよいのではないでしょうか。
今回は、その物語の一つにあるカッパ淵の写真を載せました。
とにかく寒くてまいりました。
マイナス11度で、風が吹いていたのでもっと体感は低かったかと思います。
その川も完全に凍っていました。けっこう流れている川が凍るくらいですから余程なの
でしょう。
次回はもう少し暖かい時に行ってみたいと思います。