アナログにこだわる訳・・・その2

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   写真の図は前掲の大橋力氏の『音と文明』p480から抜粋したものです。


  この大論文は世界的に認知されてきているようです。つまり、CDでは、私の求めている「あいだ」
 が出ないことを実証したものです。

  どうもCDは静けさが出ずにがさついた音しかしないのは、やはり高周波が出ていなかったことが
 主たる原因のようです。
  このような致命的な制約条件の中で、CDPメーカーは死に物狂いで頑張っているんだと思います。
 それを使って追及しているハイエンドオーディオファイルも多いわけで、これではいくら
 頑張ってもその「あいだ」が出ないのだと思います。

  アナログはその点、100KHzまで出ていることが実証されました。そのスペック的なところはクリア
 されていることが実証されたので、まだまだ深く追求できそうです。
  ただ、そのようなソフトが作れない、作れたとしてもCD用のデジタル技術を流用したのでは、
 可聴帯域外の音がインプットされないものになってしまう可能性も多いので、そこは課題であります
  が・・・。

  ただ、過去からのソフトが恐ろしいほどあるので、それほど深刻になる必要はないとは思っています。
   
  今から、CDの仕様を変更することは難しい社会環境です。いまヒーリングとか言われるα波も
 かなり脚光を浴びていますが、これはCDから出そうとすると無理な話で、α波が低周波であっても人間
 が心地よさを感じるには高周波が必要ということも実証されています。
  
  デジタル時代は、アナログを超えよう(近づこう)と努力することが大事なことだと認識しています。
 そうなるとこの我々が知覚できる以外のところにどれだけスポットをあてて取り組めるかがポイントに
 なってくるでしょう。
  昆虫や動物は我々とは全く違った知覚反応をしめしますが、それが何なのか、をしっかりサーチライトすることも重要になってきています。
  この私の趣味の範囲でも、このような短絡的なことが起こっていますので、他でも思考が軽くなって
 いることがとても危惧されます。

この可聴帯域プラス帯域外の高周波を含む効果を「ハイパーソニック・エフェクト」と呼ぶそうです。
  この内容については、この本を読み終えてから、書きたいと思います。
 まだ、半分も読めていません(涙)