忙しい最中ですが、寝る時間を惜しんででも、何かもっと良くなる方法はないか、
と考えています。
たまに聴くと、なかなか鳴っているな、と思うのですが、
メインのように毎日聴く(夜中の1時に帰ってきても少しは聴きます。)と、どうもあの独特の艶のある高域が、歪に変化してきます。
心地よさが、反対に気になり、心地悪くなってくるのです。 はやり歪んでいるのだと思います。
それで、もうかなり古いスピーカーですので、内部配線を交換することにしました。
オーディオの部材の中で、ケーブルは安価なものでも、かなり進化していると、先日インターナショナルオーディオショーで評論家の方が言っていましたので、
それではちょっと試してみるか、と思い交換しました。
それも、スーパーツイーター、高域、低域 それからネットワークからスピーカー端子までの
4箇所を全て一度に変えるのではなく、面倒でも一つづつ交換しました。
高域だけの場合は、あまり変わりません。もう少し独特の艶が消えるのかと思っていましたが、
そのようなことにはなりませんでした。
もしかすると、これはスーパーツイーターではなく、ツイーターが悪さをしているのだと
思い、次にこれを交換しました。
少し高域に透明度が出て、良くなった感じがします。
間違いなく少しは良くなったのでしょうが、基本的な鳴り方に変わりはありませんでした。
これは困ったという感じです。
ネットワークに問題があるのでは?という次のことが見えてきました。
しかし、低域も変えてみる価値はありそうですので、やってみました。
これが驚くことに一番の変化になりました。
低域の解像度がよくなったのは当然ですが、全ての繋がりが良くなり、高域の艶というか、
歪みが少しはありますが、
以前とは比べ物にならないくらいに全体観の雰囲気のグレードがあがりました。
それから最後、ネットワークからスピーカー端子まてのところを交換しました。
これも思った以上に空気感がアップしました。
奥行き感も以前よりかなり出るようになりました。
奥行き感はあまり期待していなかったのですが、期待以上で、
シンフォニーのホールトーンも少しは感じれるようになりました。
今回の一番の成果は、各ユニット間の繋がりがよくなることで、
音がなめらかになったことが一番です。
それが高域の歪を低減させたことと大いに繋がりがありそうです。
これを一週間聴きこんでも、いやな音が耳につかなくなったらそれは本物でしょう。
それからもっと大事なことは、それでも聴きたいな、と思うかどうかでしょうね。
あまりお金をかけなくても、愛情をもって接するかどうかで、音として表出して
私に訴えてくれるのです。
まあ、スピーカーの後ろのボルトを何回外したり、つけたりしたか、
結構苦痛でした(笑)
でも良く鳴ってくれるようになってその苦痛も心地よさに変わった気がします。
まあよくやるね、という感じでしょうか。
ちなみにスピーカーの内部配線用のケーブルは
モンスターケーブルです。
メーター2,000円台のものです。3mでちょうど交換できしまた。
買値で6,000円弱でこれだけ良くなるのですから、試してみる価値はあります。