2日間で20時間は聴きました。
その良さは先日書いた通りですが、バージョンアップして更に良くなるのか、それともそれ程でもないのか
とても興味がありました。
結果は更に良くなりました。
いやな付帯音がとれてより見通しが良くなります。
バージョンアップした段階でターンテーブルシートを乗せた以上の質的アップが認められました。
乗せることで更に、左右・奥行の広がりの中で付帯音が取れて奥の楽器のリアリティが見事に再現されます。
感覚に惚れ惚れします。
この感覚はアナログだなと思うとともに、ボリュームを外したなせる業と感じるのです。
アナログを聴きにこられた、ある有名なプロがこの鮮度は一般には無理だと仰られたことが蘇ります。
その音がCDから出るとは私も夢にも思いませんでした。
ただ、まだアナログにはかなわないと思っています。
その違いを拡大して言う(そこまで大き差異はないのですが。)と、まだ綺麗な音なのです。
小さな小舟に乘った時の波風感と大きな船の波風感のリアリティの違いでしょうか。
潮の香がしぶきを伴っているか、否かの違いでしょうか。
アナログにはそれがあります。
アナログといいましても、LP12のRADIKALの電源でDCモーター(一般にはこれのほうが良いし高価)では
もうCDは同じレベルに到達しています。
バルハラの設計をそのままいかし、すべて高度にバージョンアップしたLP12(しかもスケルトン)には流石に
かないません。しかし、本当に近づいてきたことは確かです。
師匠はもう無理だ?!!と言いますが、確かに28年前の十数万円のものですので、限界はあると思います。
しかし、デジタルの限界を感じさせないものになったことにとても喜びを感じます。
設計思想にその頃にあったアナログとデジタルの融合をファインチューニング(設計変更もしています。ここがミソですが)することで、ここまで追い込めたのだと思います。
ここまできましたので、そろそろ仲間にも聴きに来てもらっても良いな、と感じています。