本棚の読み物

イサム・ノグチと松岡正剛

二人に共通しているのは、「あいだ」「ノード」だろうか。 力点が、コンテンツである作品そのものより、全体の文脈を考えていることだと思う。 しかしながら、その凄さは、そのご自身の作品自体、および他人の作品を取り込むにしても、その 眼力の凄さがある…

戦後60年を超えて。。。その2

専門ではないが、最近この類の本をよく読んでいる。 たまたま、日経新聞(2007/9/5朝刊)の「経済教室」に異分野の視点として 「「モラルの経済」を追求せよ」という日本人からすれば、「しっくり」と くるまとめがされていたことから、著者を知らなかったが、…

戦後60年を越えて

テレビでもお馴染みで、オピニオンリーダーの1人の中西輝政氏の本です。 安倍政権のブレーンとも言われる方です。右より、いやかなり右の考えの持ち主です。 60年経たないと歴史とは言えないという方です。 30年程度の親の世代は「主観に基づく歴史」で、孫…

ネイティブ・アメリカンの口承史

あるオーディオの友人T氏から、勧められたことがこの本との出合いである。 アングロ・サクソンと言おうか、アングロ・アメリカンの人々は歴史を振り返ろうと しない。 それは元々、歴史あるイギリスから、その歴史を捨てて新世界を創る為にやってきた人々 で…

ヨーロピアン・ドリーム

昨日から読み始めました。 500ページを超えていますので、かなり読み応えのある本です。 まだ少ししか読んでいませんが、非常に示唆にとんだものです。 もちろん、文明史観的な要素が多分に入っていますので、そうっいった意味では、内容はとてもこの程 度で…

環境調査の旅

ウズベキスタンに行きます。 主にアラル海という「美しい死」をソ連時代に言い渡された湖です。 中学、高校時代に綿花栽培で有名な地域ということを地理で習ったことがあるかもしれません。 その綿花栽培が環境問題の根源の一つになっています。 ・・・・・・・・・・・…

子どもたちと話すイスラームってなに?

モロッコ生まれのフランスで暮らすイスラム教を信仰するタハール・ベン・ジェルーンさんの著書です。 2001/09/11後に書かれたものです。 イスラム教やアラブ人に対する誤解について、分かりやすく書かれた本です。 イスラム教については、ここ何年か本や東大の…

趣味とは

野中郁次郎、紺野登『美徳の経営』NTT出版(2007)に初代資生堂社長の福原信三さんの言葉が引用されていた。 「好きということには、ほとんど理性が埋没されているが、趣味には理性がある。 - もし厳密に趣味を解釈するならば、それは・・・・・すなわち、自己を豊…

娘と話す宗教ってなに?

分かりづらい宗教について、対話形式で書かれたとても、読みやすく、内容のある本でした。 宗教そのものの、知識的な理解をするには内容は浅いのですが、その宗教という概念的な文脈を整理する「宗教についての思考法の規則」というところに力点が置かれてい…

環境と文明

最近、オーディオにはまり過ぎ(汗)て、 もう少し、ペースをあげて本を読まないといけない。 現在読んでいるものをあげます。 中心のテーマは、「日本がこれから環境についてどのような位置づけで取り組むべきか」についてです。 全て繋がりのある本ばかりで…