ネイティブ・アメリカンの口承史

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   あるオーディオの友人T氏から、勧められたことがこの本との出合いである。
 

  アングロ・サクソンと言おうか、アングロ・アメリカンの人々は歴史を振り返ろうと

 しない。

  それは元々、歴史あるイギリスから、その歴史を捨てて新世界を創る為にやってきた人々

 であるからだ。


  アメリカの歴史とは200数十年前の建国が発端のように聞こえる。

 しかしながら、そんな歴史など、ほんの僅かというほどの歴史があるはずである。

 そのことが気になっていた。

 日本の歴史は、縄文時代から始まっているように12,000年前に遡る。

 アメリカも同様な歴史があるはずである。

  今回の本は、イロコイ族の系譜をひく女性であるポーラ・アンダーウッドが書いた

 『一万年の旅路』(星川淳訳)だ。

 これを読んで、アメリカの深部を探りたいと思っている。

 きっと日本の縄文時代から受け継がれてきているDNAである"なにか"共通なものが

 あるに違いないと思っている。

 もちろん、小さな島と大きな大陸(ちょっと変な日本語?)の差はあるが、

 海あり、川あり、湖あり、山があり、つまり「花鳥風月」がそこにはあるはずだ。

 また、神も感じていたはずだ。「八百万の神」は日本の宗教観を表すことばだが、

 今のアメリカは、一神教そのものだが、その昔は多神教であったと思うのである。

 そのようなことを読む前に感じながら、最初の一ページから読んでいきたい。

 

* 読む前にこれを書いたが、目次は読んだ上で書いている。主題や目次から感じた感想文
  としたい。