一つはメインのダイヤトーン2S-3003のスピーカーを中心としたシステムです。
もう一つは自分の部屋に置いていますスペンドールBCⅡのスピーカーを中心としたシステムでする
なかなか時間が取れなくて長時間打ち込めないので残念なのですが、ちょこちょことメインの
ほうに力を込めて音創りをしています。
どちらのシステムもターンテーブルがLINN LP12です。
メインは電源がラディカル(Radikal)で最新のものです。以前のラディカル(昨年のもの)の電源とは
かなり変わっています。
カートリッジはライラのタイタンです。
こちらをかなり細かく追い込んでいってます。
スピーカーはじゃじゃ馬ではないのですが、モニタースピーカーとして開発した所以か、かなり
はっきりした主張をするスピーカーです。
内部配線とネットワークを100%交換していますので、元の感じとはかなり違っていますが、
よりはっきりしたものになっていると思います。
ベールを2~3枚剥がしたようなクリアさといったらよいのでしょうか。
もともとガッツの塊のようなスピーカーでもあります。
それをしっとり鳴らしたいと思っています。
音のエッジは鋭いのにソフト感をだす感じでしょうか。
全くの矛盾した概念です。葛藤しているといったらよいでしょうか。
それが最近は出るようになってきました。
カートリッジをサブシステムではバンデンハルのBB-SPXで鳴らしていますが、
こちらは本当にしっとり派です。
このカートリッジを使わずにタイタンで出したいと思っています。
逆にサブシステムはしっとり鳴るのですが、こちらはもっとエッジを効かせ鋭く
鳴らしたいと思っています。
結局同じような音創りに収れんしていく感じがします。
生成という概念でしょうか。
どちらも生き物のようで、本当に変化していきます。
私の考えがそのままこのシステムに反映させていくのが分かります。
とても面白いものだと感じるのです。
さすがにスピーカーサイズに差がありますので、スケール感は違いますが、
聴かせどころは同じになります。
…というか同じように追い込んでいくと言ったほうが良いでしょう。
古いレコードの時代的な背景を感じたいと思いますし、
最新のレコードでグローバルな現代も感じたいと思っています。